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鼻の横幅が大きいことをきにされている方や、笑った時に横に広がる事をきにされている方に向いている「小鼻縮小」。術後、小鼻は小さくなったけれど、鼻先が太くなったように感じる方は意外と多くいらっしゃいます。なぜ、そのように感じるのでしょうか。当記事では、鼻先が太くなってしまう原因に加えて、小鼻縮小の効果や手術内容についての解説をしていきます。

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患者様からのお悩み

こんにちは、23歳女子です。
ずっと鼻にコンプレックスがあり、整形にまで踏み切りましたが、手術をしても悩みは尽きなくて相談したいと思いました。
私がずっと悩んでいたのは、鼻の穴が大きくて小鼻が横に張り出していることでした。
笑うと特に広がるので、笑う時はいつも手で鼻を隠していました。
コンプレックスを持ったままの自分が嫌で自信を持ちたく、整形に踏み切りました。
予算のこともあり、私は小鼻縮小という小鼻を小さくする手術を受けました。
手術は傷も目立たずダウンタイムが想像より辛くなくて一安心していたところです。

今回、相談したいのは、手術前より鼻先が太くなった
ように感じてしまうことです。せっかく一世一代の手術に臨みましたが、悩みが改善されず新しいコンプレックスができてしまいました。もう一度手術をするにもお金も尽きてしまい、途方に暮れています。

今回は、小鼻縮小の手術をした後、鼻先が太くなってしまったというご相談を取り上げさせていただきました。

お鼻の手術を希望される方の多くは、ご自身の鼻にコンプレックスをもっていらっしゃいますが、実際にどこをどうすれば理想的な鼻になるのかというのはあまりわからないとおっしゃいます。そこで、カウンセリングの際には、お悩みを伺ったうえで状態を見ながら、必要な手術を提案させて頂いております。

ご相談のように、小鼻縮小後に鼻先が太くなったと感じられる方は実は意外に多くいらっしゃいます。実際に、鼻先が太くなるということはありませんが、そのように感じることはあります。

なぜ、そう感じてしまったのかについて、今回の記事では詳しく解説していきたいと思います。

小鼻縮小について


まず、小鼻縮小についての基礎知識から簡単にご説明させて頂きます。

小鼻縮小の効果

この手術は、鼻の横幅が大きいことを気にされている方や、笑った時に横に広がることを気にされている方に向いている手術となっております。

手術をすることで、鼻の穴を小さくするという効果もあります。

理想の顔の比率バランスとして、目と目の間に小鼻がスッキリと収まるくらいが理想と言われています。

小鼻縮小

小鼻縮小の手術方法

小鼻の付け根部分を切除して、縫い合わせていきます。
どのくらい切除するかにより、仕上がりが変わりますので、患者様の希望や、お鼻の状態に合わせて少しずつ切除していきます。鼻の際に沿って傷ができますが、もともと赤みを帯びている部分になりますので、術後は赤みと傷が同化し、ほとんど傷はわからなくなります。ただし、術後1週間は小鼻の付け根に糸が付きますので、ご予定を確認されてから手術されることをお勧めします。手術は50~60分程度となります。

今回のご相談とは違いますが、この小鼻縮小の手術は、効果の出やすい方と出にくい方がいらっしゃいます。この手術は、尾翼(小鼻)の一部を切除して小鼻を小さくする手術ですが、それと同時に鼻の穴も小さくなります。鼻の穴のことも考えた上で切除量を決めていく必要があります。

例えば、下図のように尾翼の厚みが薄い方は、切除することで鼻の穴も小さくなりバランスが良くなります。

小鼻縮小2

しかし、下図のように肉に厚みがあり小鼻が張っている方は、切除してしまうと鼻の穴が小さくなりすぎてしまいます。

小鼻縮小3

このような方は小鼻縮小の効果が出にくい方です。

鼻の全体的なバランスを見て、どの程度効果が出るかどうかを見極めて手術を受ける必要があります。

小鼻縮小をして鼻先が太くなることがあるのでしょうか?


それでは、本題に入っていきましょう。
今回のご相談は「小鼻縮小をして鼻先が太くなってしまった」ということでしたね。
そのように感じられる原因から対策までを解説していきます。

小鼻縮小をして、鼻先が太くなってしまう原因

実際に、小鼻縮小の手術をされて、術後に鼻先が太くなったと感じられる方はいらっしゃいます。しかし、実際に鼻先が太くなってしまったというわけではありません。小鼻が小さくなったことで、もともとの鼻先の丸みがより目立つようになってしまうということはあります。

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上図をご覧ください。この二つの鼻の鼻先の太さは同じです。しかし、小鼻が小さくなったことで鼻先の丸みが目立って感じられるかと思います。このような現象が起きることで、実際に鼻先が太くなったわけではないですが、太くなったように感じてしまうのです。

対策1 ご自身で小鼻を抑えて鼻先がどうなるかチェックしてみましょう

それでは、小鼻縮小を考えられている患者様は、自分は手術をしたら、鼻先が太く見えるようになってしまうのかと心配になってしまうかと思います。そのような方は、一度ご自身で小鼻を手で押さえてみるといいでしょう。鏡で確認して頂くと、ご自身が鼻先の丸みが目立つか、そんなに目立たないか少しはわかるかと思います。客観的に見るために一度、写真を撮って、確認してみるのもいいかもしれません。

事前にこのような方法でご自身も確認されていると、納得した上で手術を受けて頂けるかと思います。

対策2 鼻先の丸みのバランスを考え切除量を決める必要がある

これは、患者様で確認できることではなく、医師が手術の際に注意すべき点になります。もともと、鼻先が細い方であれば心配いりませんが、鼻先に丸みがあり太めの方は、切除する量をしっかりと見極めていかなければなりません。

当院での手術の際は、あらかじめ患者様のご希望をお伺いした上で切除を行い、そのうえで手術中に確認します。確認して頂いた上で、必要に応じて切除する量を追加するという方法を採用しております。術中にしっかり確認できるため、患者様も術後に、こんなはずではなかった! という食い違いを防ぐように手術しております。

また、術前のカウンセリングの際には、鼻先の丸みが目立たないかというポイントをしっかりと注意した上で適応を見極めており、状態によっては積極的に手術することを勧めないこともあります。鼻先の丸みが目立ってしまいそうな方には、小鼻縮小の手術の前に、鼻先を細くする【鼻尖縮小】という手術を行い、鼻先を細くした後で【小鼻縮小】の手術をするように提案させて頂くこともあります。

鼻の手術は奥が深く、様々な手術の中から、患者様ひとりひとりの状態やお悩みに合わせた手術方法を提案することが重要です。そのためには、医師の高い技術と経験が必要となります。例えば、鼻のプロテーゼなどの手術は、比較的難易度も低く、簡単に行うことができますが、複雑な手術となると執刀できる医師は限られてきます。

そのため、
特に鼻の手術を受ける際には、医師選びを慎重にされることをお勧めいたします。

まとめ

それでは、最後に今回の記事で解説してきたことをまとめていきたいと思います。

小鼻縮小の手術をし、小鼻の幅が狭くなることで、実際には鼻先が太くなることはないが、太くなったと感じることがある

ご自身の小鼻を一度手で押さえ、鼻先がどのような状態になるか事前に確認してみる

もともと鼻先に丸みがある方は、小鼻縮小の手術の前に鼻尖縮小という手術で鼻先を細くしてから小鼻縮小を行った方がいい場合がある

手術中も、切除量を確認しながら、患者様と食い違いが起こらないよう慎重に切除していく必要がある

鼻の手術は難しく、複雑なものも多いため、経験豊富な技術の高い医師を選ぶ

これから、小鼻縮小の手術を考えられている方には、術後に後悔することがないよう、このようなことを知って頂き、知識を身に着けた上で手術を受けるようにしましょう。

この記事で取り上げている鼻の施術について、
詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

小鼻縮小の施術(水の森美容外科 公式サイトへ)
鼻尖縮小の施術(水の森美容外科 公式サイトへ)
鼻の構造(水の森美容外科 公式サイトへ)

2017.09.27

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